のんびり鳥活+α日記

のんびり鳥活+α日記

~鳥とともに選択多きアラサーを駆けぬける~

他の鳥にはない、ハトのすごい能力

こんにちは。ぽすちです。

 

品川の小学校でツミが営巣

調布駅チョウゲンボウが出現

新宿駅にミゾゴイが出現

 

と、都内では最近珍しい野鳥の出現が相次いでいますね!

 

これもコロナ自粛で街から人が消えていたせいなのでしょうか?

人間がいかに野生動物にとって害なのかがわかるようですね><

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は、私達にとって最も身近な野鳥と言っても過言でない

ハトについて語りたいと思います。

 

 

 

 

ハトと言って多くの人が思い浮かべるのは、

よく公園にいるコイツらだと思います。

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ドバトです。

 

でも、知っていましたか。

実はコイツら外来種なんです。

 

 

もともと伝書鳩として連れてきたものが

野生化して日本に定着したそうです。

 

でももうここまで根付いていると永住権を認めてあげてもよい気が…笑

 

 

 

 

ドバトはカワラバトとも言うそうです。

ドバトという名称は江戸時代から使われるようになったとか。

 

 

私は勝手に土着のハトだからドバトという名前なのかと思っていました。笑

多説ありますが、お堂によく集まるから堂鳩→ドバトになったそうです。

 

 

 

 

ハトって苦手な人が多い気がします。特に女性に。

私の友達でも何人か、特に鳩が苦手・嫌いという人はいました。

よく見ると可愛いですけどね~。

 

 

 

 

 

 

ドバトとの思い出と言えばいっぱいあって、

小さい頃、近くのお寺によくパンくずをあげに行ってたなぁ…とか

上野公園で肩に乗られて怖い思いをしたなぁ…とか。

 

 

 

でも、1番よく覚えているのは、社会人になってからです。

 

私は新卒で入社した会社で、外回り営業の仕事をしていました。

飛び込み営業だったり、テレアポだったり、

慣れない営業活動に精神的に疲れてしまって、

「仕事辞めたいな…」なんて思いながら

実はよく公園でサボって…休んでいました。

 

 

 

そうすると、必ずこいつらドバトがいるんですよね。

ポッポー クルッポー なんて鳴きながら、

のんびりしている姿をぼーっと眺めていました。

今思うと私の初めてのバードウォッチング体験はこいつらかもしれないです。笑

 

 

で、オスがメスを追っかけまわしているんですよね。

なんか首を伸ばしてゴロゴロポッポーとか鳴きながら。

 

メスはオスを嫌がって結構逃げるんですけど、

オスは意外と諦めないんです。

メスが逃げようものなら前に回り込んで通せんぼしたり

逃げた先の木について行ったり。

 

 

しつこいオスにメスが根負けすると、

メスの背中にオスが乗ってカップル成立という流れでした。

 

 

 

断られても諦めないその姿を見ていたら私も励まされ、

明日も頑張ろう!という気持に…

 

 

 

 

 

 

 

 

全くなりませんでした

 

 

 

 

自転車で外回りしていたんですけど、

公園の横に自転車をつけたら

エサが貰えると思ったのか、こんなに寄って来られたこともありました。

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ハト嫌いの人が見たら卒倒しそうですね。

最終的にサドルの上まで乗られて危うく自転車を乗っ取られそうになりましたからね。

 

 

 

 

 

上の写真を見てもわかる通り、ドバトは群れを作ります。

 

一方、日本に古来からいるのは単独で生活をするこの種。

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キジバトです。

(これはカップルのようで群れていますが)

 

 

 

基本的に1羽でいて、

よく家のアンテナの上や電線の上でもっちりしている奴がいたら

多分キジバトだと思います。

 

「ポーポ ポッポポ~」というリズミカルな鳴き声が聞こえてきたらコイツらです。

 

 

 

他にも、アオバトだったりシラコバトだったり、日本には沢山のハトがいますが、

海外にもハトはいるんですよ。

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オウギバトです。

ハト界の王者のような風貌ですね。

これは掛川花鳥園で撮ったものですが、原産国はインドネシアです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、ここまで様々なハトを紹介してきましたが、

ハトって実は他の鳥にできないすごいことができるのを知っていましたか?

 

 

 

 

野鳥ってたいがい春に子育てをします。

ツバメしかり、カルガモしかり。

 

でも、ハトって1年中子育てできるんです。

 

 

 

なぜかと言うと、

他の鳥は、雛に虫などの動物性たんぱく質を与えるので

必然的に虫が1番よく捕れる春に子育てをすることが多くなるのですが、

 

それに対し、ハトは自分の体内でミルクを作ることができるので

虫を捕る必要がないそうなんです!

これをピジョン・ミルクと言うそうです。

 

 

ちなみにこのピジョン・ミルクは

メスだけでなくオスも出せるそうです。

 

 

 

 

他にもミルクを体内で作り出し、雛に与える種と言えば

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フラミンゴです。

これは伊豆シャボテン公園で撮りました。

余談ですが、フラミンゴはこのミルクの中に含まれる赤い色素によって雛も

綺麗なピンク色になります。生まれた時は灰色らしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

このように、他の鳥と違って自分達で雛用のエサをなんとかできるため、

季節に左右されずにいつでも子育ができる。それがハトです。

 

いやー…すごい進化ですよね。

そりゃああんだけどこにでもいるわけだよ、と思います。

 

 

 

 

ハトが苦手な人は、猛禽類はどうですか?

 

ハトはこの繁殖力の強さによって個体数が増大していますが、

実はそのお陰で、都心に猛類類が増えているそうです。

1番初めにあげたツミやチョウゲンボウなんかもそうですよね。

ハトをエサにしているそうです。

 

 

 

人が減ると野鳥が増える。

ハトが増えると猛禽類も増える。

 

 

風が吹けば桶屋が儲かる、みたいですね。笑