ツバメの住宅事情
こんにちは。ぽすちです。
そういえば、このブログを始めて1カ月がたちました。
いつも見てくださる皆様、本当にありがとうございます。
お陰さまでとても楽しい鳥活ブログ生活を送れております♪
ブログを始めてから色んな方のブログを拝見するようになりましたが、
楽しいですね…!!
自分では知らなかった世界のことだったり
すごくマニアックな知識だったり
日々の小さな幸せがつまった生活だったり…
色んな方のブログを読むのがとても楽しいです。
今後も色々と参考にさせてください!
さて、今日はツバメについて書きたいと思います。
実は少し前のことなんですが、
近くのコンビニの横を通った時にツバメの声がして、
親ツバメと思われるツバメが屋根の下に入っていったのを見ました。
私が見た角度からでは何も見えず、
そのときは重い荷物を持っていたので
巣は探さずに帰ったのですが、
後日夫にその話をしたところ
通勤の途中で例の巣を見つけたようで写真を送ってきてくれました。
↓それがこれです。
なんとも人の優しさを感じる巣…!!笑
このコンビニをヘビロテすることに決めました。
ありがとうファミリーマート。
お店の前が糞だらけになるというのに、偉いよホント。
ツバメが巣を作る家だったりお店だったりは栄えると言われていますよね。
きっとこんな優しい店員さんがいるお店なら繁盛するはずです。
春になると、ツバメの巣がこんなところに…!
というニュースをよく見るようになりますが
上の写真のように巣を補強してあげたり、
糞受けを作ってあげたり…
優しい方が沢山いてほっこりします^^
野鳥に対しては基本的に人間は何もしないというルールがありますが、
ツバメは別のようです。
ツバメは自分達の非力さを痛感しているため、
カラスや猫、蛇などの外敵から人間に守ってもらうために
あえて人間に近い場所に巣を作ります。
なので、ツバメの巣がカラスなどの外敵に襲われそうになっていたら
追い払ってもOKという言葉をよくネットや本でも見かけます。
もし私の家に巣を作ってくれたら守ってあげるのになー
なんて妄想していますが
私の家の周りには放し飼いの猫が4匹くらいいるので
たぶん来ないですねTT
飼い主ににゃんぱく宣言を聞かせてやりたいくらいですよ!笑
ツバメは春になると日本にやってきて、
冬を越すためにフィリピンや、インドネシア、マレーシア等
とにかく暖かい方へ向かうようです。
太陽の位置で向かうべき方角がわかるようです。
やっぱり動物の本能ってすごいですね。
私のイメージだと
春に巣で雛を育てて、ある程度育ったら
はい!じゃああとは一人で頑張ってね!巣立ち!
というスパルタ体制をとっているのかと思っていましたが、
意外と巣立ったあともしばらくは一緒に行動して面倒を見てあげているようです。
先日は電線に一家で一緒にとまっているのを見ました。
↓そういえば私最近このタイプの電線によく騙されるんです…笑
鳥かと思って双眼鏡で覗きこむとだたのお飾りだという。笑
でも先ほどの写真はちゃんとツバメ一家でした!
飛ぶ練習をしたり、親鳥が子どもにエサをあげたりしていました。
1週間ほどはそんな感じで生活し、夜は巣に戻って寝るそうです。
で、エサも自分で捕れるようになり
本当にもうひとり立ちできる時になると
巣には戻らずヨシ原などで集団で寝るようになるとか。
1シーズンで平均2回子育てするそうです。
ただ、巣立った子ども達も
来年まで生き残れる確率はとても低いんですよね…。
よく春になると
「今年もツバメが帰ってきてくれた」という言葉を耳にしますが、
実は同じツバメが戻って来れる確率は
場所にもよりますが10~40%程度らしいです。
ちなみにツバメは一夫一妻制ですが、
その春子育てが終わったツバメ夫婦は、一緒に越冬しません。
じゃ、子ども達も巣立ったことだし、ここで解散!
生きてたらまた来年ここでね~
という形で別々に南に向かうらしいですよ。
そして、そろそろ日本も暖かくなるなという時期に
まずはオスが先に帰ってくるようです。
先に帰ってきたオスは、昨年のマイホームを目指します。
昨年のマイホームがそのまま残っていたらラッキーです!
巣を補強して、奥様を待ちます。
もしもなくなっていた場合は、
昨年のうちにチェックしておいた近くの巣を乗っ取ります。
そうです。ツバメの住宅事情は
「早いもの勝ち」なのです。
なので、
「あれ!?去年あそこ使ってたのに…!隣の家のツバメに乗っ取られてる!」
みたいなことも往々にしてあるみたいですよ。
ちなみに残念ながら奥様が戻って来れなかった場合は
別の奥様を迎え再婚するそうです。
悲しい…。
春を告げる鳥、ツバメ。
命がけでまた日本に戻ってきたんだなと思うと
応援せずにはいられませんね…!
10月ごろになると南へと向かい始めるそうですが
それまでの間、人間達で静かに見守ってあげたいものです。