可愛い顔して意外なギャップを持つ鳥
こんにちは。ぽすちです。
連日の雨で、家の中がムシムシします。
インコのケージに設置してある湿度計を見ると
昨日なんて湿度78%になっていました…!
エアコンの「除湿」ボタンを押したところ
すぐに50%まで湿度が下がりました。
やっぱりちゃんと効き目があるんですね。←失礼
飼っているインコとリクガメのためにも、
気温だけでなく湿度もこまめに気にかけてあげなくちゃですね…><
先日、久しぶりにこの子を見ました。
モズです。
色が薄いのでまだ若鳥だと思います。
大人になるともっと目の横の線が真っ黒になり
背中が灰色になります。
春はよく河川敷などで見かけたのですが、
なぜか最近はぐっと遭遇率が下がっていました。留鳥なのに。
鬱蒼とした森よりも、比較的開けた場所を好むようです。
モズは「百舌」または「百舌鳥」と書きます。
その漢字通り、他の鳥の鳴き真似がとっても上手な鳥です!
なんで他の鳥を真似するのかは
*色々な鳥の鳴き真似をする方がメスにモテるから説と
*他の鳥の真似をして小鳥をおびき寄せる説
など、多説あるようです。
……ん?
他の小鳥をおびき寄せてどうすんの?
と思うかもしれませんが、
実はモズさん……
こんなに小型で可愛い感じの鳥なのに
意外と肉食な一面があるんです。
食性は、
昆虫類←わかる
両生類←まぁ…わかる
鳥類←!?
だそうです。
なんとモズさん、こんな小型の鳥っぽい風貌で
他の鳥を食べるんですよー!驚き…!
ヒバリやヒヨドリなどなど、自分より大きい鳥も食べてしまうそうです。
全長は20センチなので、
セキセイインコ(=18センチ)とあまり変わらない大きさで
その食性…。すごいですよね。
そしてモズと言えば、有名なのは「はやにえ」ですね。
虫やトカゲ、カエル、鳥など、自分の食料を
有刺鉄線や、木の枝などのとがったところに
グサグサ刺しておきます。
↑何かやっていたのではやにえかと思いましたが、違いました。
のんびりしていただけのようです。笑
なぜこのような習性があるのかと言えば
こちらも
*なわばりの主張説
*保存食作り説
等、多説あるようです。
ただ、最近の研究によると、
はやにえの数が増えるのは年明け~3月頃が1番多いそうです。
3月以降になにがあるのかと言えば、
そうです。鳥は恋の季節ですよね。
繁殖期までに沢山保存食を作り、
他のオスに負けない体作りでもするのでしょうか。
このはやにえの数が多い男子ほど、
繁殖期になると女子にモテるという調査結果があるそうです。
野生の世界だとやっぱり
沢山エサを捕れると生き抜く能力が高いという証になるので
そういうオスのほうがモテるんですかね。
そりゃあメスだって沢山エサをくれるオスの方が魅力的ですもんね。笑
モズについてもう1点。
モズは他の鳥を食べるなら猛禽類の仲間なのか…?
と思いましたが、一応分類上は違うようです。
猛禽類の定義は、
鋭い嘴や爪を持って他の動物を捕食する肉食の鳥のようですね。
DNAで分類すると、タカ目とフクロウ目だけのようです。
モズも鳥を食べるので肉食な一面はありますが、
嘴や爪などは他の野鳥と同じ感じですし、
タカやワシに比べて鋭いとまでは言えないからですかね。
そういえばカラスだって他の鳥を食べるけど猛禽類じゃないですもんね。
でもモズは一応通り名として「小さな猛禽類」とも呼ばれているみたいですよ…!
なんか強そう!笑
ちなみに
モズは、スズメ目モズ科モズ属
カラスは、スズメ目カラス科カラス属。
植物の実をチュンチュンつまんでるだけの
あんなに大人しいスズメと同じ仲間だなんて……。
スズメ目の守備範囲広すぎ!笑