縁起の良い?ツルの仲間たちと、違う運命の白鳥たち
明けましておめでとうごいざます。ぽすちです。
今年はあまりお正月感もなく、いつの間にか三が日が終わっていたような感じです。
暇だったので、鬼滅の刃の電子コミックを大人買いしてずっと読んでました。笑
20巻ちょいで終わると気軽に読めるので良いですね♪
*****************************
新年ということで、
なんとなく縁起が良さそうなツル目の仲間たちの写真をあげていきたいと思います。
鶴は千年、亀は万年。
野生の鶴は関東では見れない(と思う)ので、
今日の主役はこの子です。
真っ黒い体に赤い瞳、白いくちばしと額の、オオバン。
たそがれていますね~。
冬になるとよく公園の池などでも見かけます。
何食わぬ顔してカモ面して泳いでいますが、
カモ目ではなく、ツル目。
分類でいくとツルの仲間に当たるようです。(ツル目クイナ科オオバン属)
でもどのカモ達とも仲良く?一緒に泳いでいる姿をよく見かけるので、勝手にコミュ力が高い水鳥なんだなと思っています。笑
そしてオオバン最大の特徴と言えばこの足!
えーー!
サイズ感それでいいんか!?
と言いたくなるほどのビックフット。
小顔が余計に足の大きさを強調しています。
カモは水かきで指と指が繋がっていますが、
オオバンの水かきは指1つ1つについている感じなんです。
後姿もスゴイ。
神様のいたずらのようです。笑
こんな足なので、歩くのが得意のようで、
浅瀬いる姿をよく見てみると、泳いでいると見せかけて水底を足で掴んで歩いていることもありました。
ちなみに主食は水草です。
岩についた水草などを上手にとって食べていました。
個人的には水の中にいるイメージが強かったオオバンですが、団体でいるとぞろぞろと陸上にあがっていくこともあります。
陸上でも草をはみはみ。
陸上にいるとなんだか丸いシルエットが鶏のようです。
水かきで指が繋がっていないので、カモ類より歩くのが得意です。
ぞろぞろと行儀よく列をなして歩くオオバン。
オオバンの幼稚園のようです。
オオバンは近年、日本での越冬・繁殖個体が増えているそうです。
確かに冬になるとかなり数を見ます。
日本では冬鳥(一部は留鳥)なので、どこからか飛んできているみたいなのですが、
そう考えるとオオバンて
泳げる
歩ける
飛べる
の水・陸・空を全制覇しているスゴイ奴じゃないですか?
なんだか見直しちゃうなー。
ちなみにもう1つオオバンを見直すポイントとして(←もとから誰も見下していない)、
他の鳥にはない特徴を持っています。
それは白いくちばしです。
確かに体が白い鳥はよく見かけますが、くちばしが白い鳥ってあまり見ないですよね!
どうでしょう?
オオバンの魅力を再確認できたでしょうか。
ちなみに我が家のオオバンの扱いは「う~ん。他に撮る鳥がいないからとりあえず撮っておくか。」です。←ひどい。
夏によくこのブログに写真をあげていたこの子
バンも同じツル目の仲間です。
あともう1種類、先日たまたま他のツル目の仲間を見かけました。
クイナです。
沖縄で有名なヤンバルクイナの仲間です。
背景と同化しています。
暗がりが好きみたいで、すぐ草むらの中に体を隠してしまい、なかなか見つけるのが難しかったです。
ツルは北海道にでも行かないとなかなか見ることができませんが、ツル科の仲間たちは案外身近にたくさんいますね♪
ついでに個人的になんとなく縁起が良さそうな鳥で、年末に撮りためていた白鳥の写真を。
コハクチョウです。灰色のは子どもかな?
わりと近い場所にコハクチョウの飛来地があったので、行ってきました。
毎年この川に飛来してくるようで、地元の方々が数を数えたり、写真コンテストを開催したり、大切そうにしていました。
一昨年の同じ時期は60羽来たそうですが、私たちが見に行った昨年末は30羽ほどでした。
杖をついたおじいちゃんおばあちゃんもこの白鳥を見に足場の悪い川沿いを歩いており、どこに白鳥がいたか聞かれたので地元民でもなんでもないですが教えて差し上げました。笑
川にぷかぷか浮いていたので、川の魚でも食べているのかと思ったら、白鳥は草食系のようで、近くの田んぼで稲(落ち穂?)を食べているみたいです。
朝になると田んぼへ行って稲を食べ、昼になると川に戻ってきてのんびりするのが日課のようです。
確かにのび~っとしていました。
他には昼寝したり、羽繕いしたり、終始リラックスモード。
立ってみると意外と逞しい下半身。笑
でも遠くから渡ってくるんですもんね。筋肉は必要です。
ここのコハクチョウ達は、暖かくなるまでここで地元民に見守られながらゆっくりと羽を休めていくそうです。
一方。
全く違う扱いの白鳥も見てきました。
コブは見られませんが、コブハクチョウとのこと。
コハクチョウはくちばしの付け根が黄色いのに、コブハクチョウは付け根は黒く先端が黄色いんですね。
これは以前撮った千葉県の手賀沼というところにいるコブハクチョウです。
ここのコブハクチョウは誰かが飼っていたものが野生化したのか、飛来した個体が住み着いたのか、1年中ここにいるそうです。
先ほどのコハクチョウしかり、朝になると近くの田んぼに出かけて稲穂を食べるらしいのですが、それが1年中続くとなると…
農家さんが頭を悩ませるのもわかります。
呼ばれ方も外来種とか言われていました。笑
近くの公園を普通に歩いています。
近くで見ると結構大きくて迫力があります。
やはり逞しい下半身。笑
つま先が気になる?
稲作に結構被害が出ていて、地元の農家さんは困っているみたいですが、鳥獣保護法とかで無理矢理捕まえるわけにはいかないそうです。
大変…。
きっと手賀沼が住みやすかったんでしょうね。
同じ白鳥の仲間でも場所や個体が変わればこんなに扱いが違うのかと衝撃を受けた出来事でした。