けんもほろろに…
こんにちは。ぽすちです。
先日、近くのスーパーが九州フェアをやっており、久しぶりにカールを買って食べました!
小さい頃は当たり前にありすぎて
特別選んで食べるお菓子ではありませんでしたが、
関東で販売しなくなった今、久しぶりに食べてみるとすごく美味しく感じました!
あの麦わら帽子をかぶったヒゲのおじさんも懐かしい~。
なくなってほしくない商品は
なくなる前に沢山買って企業にアピールしないとダメですね!
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先週末、車で畑の間の道みたいなところを走っていたら
慌てて藪のなかに駆け込んでいく雉のメスを見かけました。
突然の出会いすぎて写真も撮れなかったのですが、
季節は雉の季節ですね!
春は雉の繁殖期ということもあり、散歩しているとたまにオスが鳴く声が聞こえてきます。
私はいまだに雉はメスしか会ったことがないのですが、
夫がこれ見よがしにオスの写真を撮って自慢してくるので、今日は雉について書いてみようかなと思います!
派手色なオスと色は地味だけど柄が綺麗なメス
どちらも可愛い(*^^*)
雉の思い出と言えば、
今はもう亡き祖父母の家に
剥製が置いてあったことが1番印象に残っています。
私が生まれる前に亡くなった母方の祖父は
生前に船乗りの仕事をしており、
祖父母の家には動物の剥製やなんかの牙みたいなものがいくつか置いてありました。
詳しくはよくわからないのですが
祖父は海外に物を運ぶ仕事をしており
現地の方とよく物々交換をしていたそうで、当時は珍しい鳥や猿などの動物が沢山家にはいたそうです。
今ではそんなこと到底できませんね。笑
ちなみに戦時中は2度船を沈められたとも聞きました。壮絶だ…。
話が逸れましたが、そんなコレクションの中でも
一段と鮮やかに目立っていたのが雉の剥製でした。
こんなに鮮やかな鳥ですもんね。
そしてこの顔つき……
これは桃太郎の相方に選ばれますわ。笑
雉といえば、
日本の国鳥ということを知っていましたか?
私は鳥好きを豪語しておりながら
全く知りませんでした。
(てっきり鶴あたりかと……笑)
しかし、雉は日本の国鳥でありながら
なんと狩猟を許可されている、
つまり食べても良いとされている可哀想な鳥なのです……!
国鳥を食べてもいい国なんてほとんどないらしいですよ。
それでいいのかニッポン。笑
雉が国鳥に選ばれた理由も、
日本の固有種ということが第一ではありますが、
それ以外にも
美味しいから(^q^)ということもあるそうです。
なんて可哀想な雉。
あんなに可愛いのに…。
ただ、雉はとっても素敵な鳥でもあって、
つがいになると
メスは卵を温めるときに外敵に見つからないように
なるべく動かず、じーっとしているそうです。
そのせいで草刈り機で首を切られてしまったり
火事があっても動かず火傷しながらも子どもを守るという非常に愛情深い鳥でもあるそうです。
一方、オスといえば
動かないメスのために周囲を警戒して動き、
蛇やキツネなどがいたら攻撃をし、身を呈してメスと子どもを守るそうです。
愛情深いメスと
勇猛果敢なオス。
とても素敵な夫婦ですよね。
どっかのオシドリにも見習ってほしいものです。笑
posuchi.hatenablog.com
毛繕い中のオス。
雉の鳴き声と言えば
有名な「ケン、ケーン」ですよね。
今の時期は縄張りを主張したり、メスにアピールするために
ケン、ケーンと鳴いたあとに羽をぶるると奮わせる“母衣打ち(ほろうち)”をすることがあります。
写真ブレ気味ですが、こんな感じです。
ケン、ケーン
のあとの
母衣打ち!
躍動感のあるブレた写真です。
この母衣打ちですが、意外とすごい音がします。
雉が出している音だと知る前は私には
ハッ!ハッ!バルオォォォォォォ!
と聞こえ、
何か獣がいるのか…?と思ってしまいました。笑
基本的に繁殖期以外はわりと大人しい性格のようですが、
この母衣打ちをしている繁殖期は性格が荒ぶっており、
オス同士で縄張り争いの喧嘩をしたり
赤色のものに攻撃をしたりするそうです。
オスの顔が赤いから勘違いするんですかね?
赤色の服を着て近づいたら襲われてしまうかも…!
そしてよく見ると顔は赤だけじゃなくて黒いブツブツがあります。
ちょっとグロテスク…?
雉の
鳴き声は「ケンケーン」
羽を奮わせるのは「母衣打ち(ほろうち)」
“けんもほろろに”という言葉は雉から来た言葉のようです。
雉のオスがメスにアピールしてもフラれてしまう様子は
まさにけんもほろろにって感じなんですかね(*^^*)
かく言う私もオスに会いたくて探してみても全然会うことができないので
けんもほろろに会うのを拒まれていますね(^^;)
鳴き声はよく聞くんですけどね~。
そう言えば
“雉も鳴かずば撃たれまい”という言葉もありました!
こういう言葉からしても
やはり昔から親しまれてきた鳥なんですね。
愛情深く、勇敢な雉。
綺麗なその見た目のみならず、美味しいタンパク源としても親しまれてきた雉。笑
いつかオスの雉にも会えますように!