渡りの途中?幻の鳥
こんにちは。ぽすちです。
最近おいしい醤油を買ったので、卵かけご飯にはまっています。
思いきってJAで高めの新鮮な卵を買って、
その醤油をかけて卵かけご飯にしてみたら
味が濃厚でとても美味しかったです(*^^*)
ちょっとした贅沢、おうち時間にピッタリですね!
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うちには生後2ヶ月の乳児がいるので、
なかなか長時間や長距離の外出はできないのですが
土日は夫がお休みなので、比較的鳥を見に行けます(^^)
今日は夫と子どもと一緒に車で10分のところにあるファミリー向けの公園に行ってみました。
この公園は今まであまり珍しい野鳥を見かけたこともなく、バードウォッチングをしている人も見かけたことがありませんでした。
イコール、子どもが突然泣き出しても多少は大丈夫かな、ということと
(鳥を見ている時に子どもが泣いたら鳥が飛んでいったりして迷惑になってしまいますからね(>_<))
ベビーカーも押せる整備された道になっているということもあり、
散歩がてら軽く鳥を見れたらなぁと思って行って来ました。
とは言え、ファミリー向けの公園なので
子ども達がたくさん来て走り回るであろう時間の前に行って帰ってこよう!と思い、8時頃に行きました(^^)笑
ファミリー向けの公園ではありますが、
人が立ち入れない芦原や、
木が生い茂っているゾーンもあるので
オオヨシキリくらいは見れたらいいねー!と言いながら公園に向かったところ、
一歩足を踏み入れただけで聞こえる
ギョシギョシギョシー!!
あ、いるわ。
と確信しました。笑
ただ、それ以外にとても綺麗な囀りがどこからか聞こえてきて
何の鳥だろうねー?と話しながら
まず夫が林の中へ探鳥へ。
ベビーカーは林に入れないので、私と子どもは遊歩道でお留守番していました。(子どもは爆睡中)
5分くらいで戻ってきて、
何の鳥がわかんなかったわ。行ってくれば?
と言ってくれたので、役割を交代して
今度は私が林の中へ。
上を見上げると新緑に陽光が射してて
土と緑の匂いが立ち込めて
あー、久しぶりにバードウォッチングをしてるなー!と気分が高揚しました!
あの綺麗な囀りは木の上の方で聞こえるのですが、よく移動しているようでなかなか見えず…。
諦めかけた時にふっと目をやると鳥影がサッと動き、すかさず双眼鏡を構えると
なんとキビタキがいました!!
キビタキは去年の夏、サンコウチョウを見るべく車で1時間半くらいかけて山へ行った時に見たっきりでしたので
まさかこんな都市部の公園で5月に見れるとは!
(↑ちなみにサンコウチョウは鳴き声だけで見れませんでした。笑)
渡りの途中で寄ってくれたんだねー!会えてよかったよー!と興奮しつつ、カメラを構えようとしたら…
ない………(゜ロ゜)!!
そうだ夫がカメラ持ったままだったー!やっちまった。
と慌ててキビタキを逃さないように双眼鏡で再度確認しようとすると、
また鳥影がサッと動いたのでそちらを追うと
青いアイリング
長いしっぽ
小さい黒い体…
えぇぇぇぇぇぇー!!?
なんであなたここにいるの
サンコウチョウさん(゜ロ゜)!!
やばいやばい!どうしたら…!!
とりあえず夫に電話を!
と、パニックになり
わけわからん行動をしているうちにサンコウチョウさんはどこかへ飛んでいってしまいました…( ;∀;)
興奮冷めやらぬうちに夫のもとへ向かい
カメラ片手にもう一度同じ場所へ行きましたが、もう会うことはできませんでした。。。
本当、一期一会だなぁ…( ;∀;)
気を取り直してキビタキさんを激写。
黄色い背中
目的地はどこなのかな?
キビタキもサンコウチョウも
夏に山で見るもの
というイメージが先行していましたが、
そう言えば渡りの途中で都市部の公園に立ち寄ることもあるって本に書いてあったなと思い出しました。
まさか見れるとは思いませんでしたが。
特にサンコウチョウ。
しばらくバードウォッチング離れしていた私にとって、
ずっと見たかったサンコウチョウにこんな近場で出会えるなんて
あまりにも夢みたいで、冷静になると「あれ?幻じゃないよな……?」とか思ってしまいました!
スッピンで地元に帰ったときに初恋の先輩に会ってしまった。
みたいな、嬉しさ7割と後悔3割が入り交じった変な高揚感に包まれていました。笑
今年は乳児いるし、コロナだし、
夏は遠出できないから夏鳥はあまり見れないかもなー
なんて思っていた私にとって思いがけない嬉しい時間を過ごせました(*^^*)
その他に、
オナガもたくさんいました。
オナガはこの時期よく家の回りを飛んでいるのを見かけます。
もちろんギョシギョシの声の主
オオヨシキリもたくさんいました。
全然期待せずに行ったのですが、
短い時間でとても充実した時間を過ごせました。
そして新たな発見として
夏鳥はこの時期、運が良いと渡りの途中で公園で出会えるんだなーということがわかりました!
夏鳥のお出まし
こんにちは。ぽすちです。
近所のドラッグストアがリニューアルするということで、
「日配品全品半額!」とお店のあらゆるところに貼ってありました。
冷蔵食品とかチルド食品のことを日配品と言うんですね。
初めて知った自分の主婦力の低さに絶望しています。
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前回の久しぶりの鳥見は雹に阻まれて全然見れなかったので
我慢できずGW最終日にもう1回同じ沼に行って来ました!
人が少ない朝イチに行ったので、
すごく静かな沼のまわりに響く
懐かしのあの声……
ギョシギョシと大きな声で鳴く
夏鳥・オオヨシキリが到着していました。
本当声が大きい!笑
オオヨシキリはその鳴き声から昔は「行々子(ぎょうぎょうし)」と呼ばれていたらしいのですが
かの有名な小林一茶も
“行々子 口から先に 生まれたか”
と句を読んでるほど昔から大きな声で鳴いていたようです。
本当ずーっと鳴いているんですよ。
なんで鳴いているのかと言うと
皆さんご想像の通り、なわばりを主張しているらしいです。
行々子さんは一夫多妻らしく、他のオスに負けないように自己主張をしています。
ソングポストと呼ばれるお気に入りのマウントポジションを何ヵ所か作り、
そこをギョシギョシ鳴きながら巡回します。
このオオヨシキリは
沼の中にある浮島に生えている芦原と、脇の道路に生えてる桜の木を行ったり来たりしていました。
オオヨシキリのオスはつがいのメスが卵を生むまでは優しく静かに見守っていますが、
生んだ途端、次のメスを探しに&他のオスにとられないようにギョシギョシしに行ってしまうらしいです。
とんだプレイボーイですね!
でもオオヨシキリのオスさん…
あなたの妻・その①が温めている卵はもしかしたら…。
オオヨシキリさん、
託卵で有名なカッコウのターゲットにされがちな可哀想な鳥でもあるんです。
カッコウに狙われないようにオスが見張っていてあげればいいのに…笑
うちの近くの調整池に背の高い芦原があり、
夏近くになるとオオヨシキリが何羽も競い合うように鳴いていたので
去年は「あーまたオオヨシキリがうるさく鳴いてるよ」くらいに思っていたのですが
夏の終わりと共にいつの間にかいなくなっていて、ちょっと寂しく感じていました。笑
おかえり、オオヨシキリ。
バードウォッチングをしていると、鳥の訪れで季節を感じられるのが楽しみの1つでもありますね(*^^*)
その他に、夏鳥の彼らも到着していました。
コアジサシです。
天気が微妙だったので、どの写真も暗っぽくなってしまいましたが(^^;
ピュンピュンと素早く飛んでいるので、毎回コンデジの限界に挑戦して撮っています。笑
ちなみにツバメは速すぎて全然撮れません。
こう見えて絶滅危惧種らしいので、ゆっくりと羽を休めていってもらいたいものです。
あとは久しぶりに見たカワセミちゃんも。
私の大好きなカイツブリちゃんもいました。
そう言えばこの間、違う場所でたまたまこちらに向かって泳いでくる鳥がいて、
カイツブリの親子だ!と思って興奮していたら鳥違いでした。
正体はバンの親子でした。
いや、バンも好きですよ!笑
生まれたてかと思うほど小さくてフワフワでちょっとハゲてる可愛い子どもたち。
カラスや猛禽に狙われず頑張って大きくなってほしいものです。
カイツブリの親子も見たいものです。
亀も変なところで甲羅干し。
相変わらずのカワウさん。
いやー平和だ。コロナさえなければ…。
前回よりは季節感のある鳥を見られて、短いながらも楽しい時間を過ごせました♪
春と夏のあいだ
こんにちは。ぽすちです。
最近、アイスにはまっていて、
特にシャトレーゼのチョコバッキーというアイスが美味しくて仕方ありません。
チョコをガリガリ噛める感じがたまらず、1日1バッキーは軽くいってしまいます。
夏前にこんなにアイスを食べてて
夏になったらどうなってしまうのかと自分でも心配です。笑
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昨日は、本当に久しぶりに
散歩がてら双眼鏡を持って鳥を見てみました!
2月頃から飼っていたインコのくうちゃんの具合悪くなり、なんとなく鳥を見る気になれなかったのですが、くうちゃんが天国に行って1週間。
ふと思うと3ヶ月くらい自分はすごく内に内に籠っていたなぁと感じ、晴天に誘われて外に外に意識を向けてみることにしました。
場所は、去年よく行っていた
近くの沼に行って来ました。
久しぶりのバードウォッチングは
快晴で5月の心地よい風が吹き、散歩日和そのものでした!
最初に見つけたのは
ん?誰だこれ!?
と、なにガモか判断できない自分のブランクに愕然としましたが、
なんのことないカルガモの子どもちゃんでした!笑
気づいたらいつも行っていた沼のカルガモ達は
あの可愛い雛の状態をすっとばし
成鳥に近づいた羽色になっていました。
季節はもう春から夏に変わろうとしているんですもんねー。
なんだか浦島太郎状態です。笑
でも、そういえば、我が家のベランダにも毎年恒例のコレが落ちていました。
これ、何かというと
たぶん桜の種なんです。
今日ベランダを掃除したら、20粒くらい落ちていました。
猫の額ほどの庭を掃除していた夫によると、庭にも30粒くらい落ちていたそうです。
犯人はコイツです。
めちゃくちゃぼんやりしていますが、笑
せっせと巣材を運ぶムクドリです!!
コイツら、毎年春になるとお隣さんの2階の戸袋に巣を作って子育てしているんです。
お隣さんは2階に行ってないっぽいので、たぶん巣を作られているのを知らない感じです(^^;
巣を作るのは別にお隣さんが迷惑していなければいいと思うんですけど、
いつもうちのアンテナに止まって、そこで桜の実をムシャムシャと食べて種を捨てていくんです!
全く、うちをゴミ箱代わりにして!笑
庭に防草シートを張ってなければ、
今ごろうちの家から桜の木が大量に生えているところでした。
まぁムクちゃん達も生き延びるために頑張っているので、巣立ちまでぬるく見守っていきたいと思います。
話を戻して、沼を歩いていると
毎度お馴染みの彼。
カワウさんが気持ち良さそうに風を浴びていました。
ちょっと若い子かな(*^^*)?
こちらの彼は羽を綺麗に乾かしています。
今日はいい天気だからねー。
羽もきっとすぐ乾くね。
とニコニコと見守っていたところ、
ポツ
ポツ
と、腕に滴が……………………?
まさか…………(゜ロ゜)?
と思う間もなく
突然振りだす雨。雨。雨。
しかもポツ、ポツ
なんて可愛い効果音だったのはほんの一瞬で
そのあとはザーー!っと降り出したかと思えば
急に雹に変わり、
爆弾を投下されたかと思うくらい
氷の粒が地面を激しく叩き出しました。
近くの建物に避難してなんとか無事でしたが
本当に怪我するレベルの激しい雹が急に振り出しビックリしてしまいました(;゜Д゜)
久しぶりのバードウォッチングなのに
なんという仕打ち。
雨雲よ、
気持ち良さそうに羽を乾かしていたカワウに謝ってくれ。笑
↑まさか10分後に雨ざらしになるなんて夢にも思っていない顔。
ということで、久しぶりのバードウォッチングは20分そこそこでおしまいにし、帰路につきました。
全然季節感のある鳥を見れなかったし、短い時間だったけど、
久しぶりのウォッチングは楽しかったです。
本当、私が出掛けた時間ピンポイントで
天気が急変したので笑っちゃいましたw
雨女ならぬ雹女なのかしら笑
また時間を見つけてブラブラできればいいなーと思います(*^^*)
去年めちゃくちゃ見たギョシギョシもそろそろ来る頃かな?
短い時間でも夏鳥達に会えますように♪
くうちゃん天国へ旅立つ ~セキセイインコ闘病~
こんにちは。ぽすちです。
前回の更新から約1ヶ月、
セキセイインコのくうちゃんが先週の金曜日に天国へと旅立ちました。
前回の更新の時点では体調は回復傾向にあったのですが、
換羽がなかなか終わらず
ここ1週間でどんどん調子が悪くなってしまいました。
ペレットを粉々にしてシードにふりかけたり
日によって食べられてるシードがあったらそれをネットで頼んでえさ箱にたくさん入れたり
栄養剤入りのお水を飲ませてみたり…
色々自宅でやれることはやってみましたが、
最期は吐いて吐いて、吐くものがなくなり白い液体を吐き、水も飲めなくなってしまいました。
病院に連れていこうかと何度も考えましたが
前回、病院から暗に「もう助からない」と退院になり、
そこから自宅で奇跡の回復を見せたことを思い出しました。
家に帰りたくて治療を頑張ったのかもしれないな、ということと
家に連れ帰ってきたときに「好きなことをさせてあげて見送ろう」と決めたこと。
日に日に弱っていく姿を見ながら、何もできない自分の無力さに何度も申し訳なくなり、奇跡が起きて回復しないかと願っていました。
しかし、食べても吐き、それでも健気にいつも通りの自分を装って頑張って食べ、また吐き、衰弱し…
という姿を見て、最期は「頑張ったね。もう頑張らなくて大丈夫だよ。」と声をかけてしまいました。
最期の3日間は、くうちゃんも何かわかっていたのか、
ケージから出たがり、出すと私の肩にしっかり掴まり、
ケージに戻そうとしても逃げて、私の手が届かない首の後ろの襟に掴まっていました。
くうちゃんがそうしたいならそうさせてあげようと、私はくうちゃんを肩や首に乗せたまま子どものオムツ換えや授乳をしていました。笑
くうちゃんの様子からもういよいよだな、という時に限って子どもが泣き止まず…
最期の時はゆっくり向き合って見送ってあげたかったので、どうか子どもが寝てくれないかと色々試したのですが泣き止まず…
泣きわめく子ども。
限界が来て「泣かないでよー」と抱っこしながら一緒に泣く私。
瀕死の状態で私の襟に掴まるくうちゃん。
という今思えば非常にシュールな状況になってしまいました。笑
結局夜になって夫が帰ってくるまでシュールな状況は続きましたが、
くうちゃんも夫の帰りを待っててくれたのか夜まで頑張ってくれました。
1度よろよろしながら自分でケージに帰ったので、「もしかして最期の姿を見られたくないのかな?」とそっとしておきました。
本音を言えば連れ戻して手のなかで見送りたいという思いがありましたが、「くうちゃんのやりたいようにやらせてあげよう」と決めたことを思い出し、
例え誰も見てない夜間に旅立ったとしても
それはくうちゃんが自分で決めたタイミングなんだと自分に言い聞かせました。
でも、最期の最期で、もう羽ばたく力もなくケージの床でうずくまっていたのに
くうちゃんはふらふらになりながら家族に1番近い場所にある止まり木まで頑張って乗り、ケージにもたれかかりながらこっちを見つめたので、出して私の手のひらに乗せました。
よく頑張ったね
もう大丈夫だよ
くうちゃん可愛いね
美味しいものいっぱい食べられるようになるよ
ここにいるから安心してね
と、たくさん声をかけました。
私の手のなかでおとなしく、呼吸だけだんだんと荒くなり、
このまま眠るように逝ければと思いましたが
最期だけ一瞬ちょっと苦しそうにバタバタと羽をばたつかせたあと、天国へと旅立ちました。
マクロラブダス発症から約3ヶ月。
本当によく頑張りました。
最期の3日間は私の肩から離れなかったので、たくさんお話をしました。
元気だった頃のように声掛けをし、
本人がわかったかどうかは定かではありませんが、こんなことあったよね、あんなことがあったよね、と昔話もしました。
大好きだった歌も歌いました。
ツンデレなくうちゃんらしくなく、私の頬や顎に自分の頭をすりすりしてくる感触を体に焼き付けました。
最期の時ということを悟り、泣いてしまっていつも通りの私のようにはなかなか振る舞えませんでしたが、かけがえのない時間を過ごせました。
翌日で子どもが生まれてちょうど2ヶ月というタイミング。
くうちゃんも色々落ち着くまで待っていてくれたのかな?なんて思ったり。
思えばくうちゃんが来てから5年半。
朝起きたら真っ先にカバーをあけて「おはよー。よく寝れた?」
出かけるときは「行ってくるね。帰ってきたら遊ぼうね!」
帰ってきたら「ただいま。いい子だった?」
寝るときは「おやすみ。ゆっくり休んでね。」
こんな風に毎日毎日くうちゃんに声掛けをしていたので、
くうちゃんがいない今、
あれ?どんな生活を送っていたんだっけ?なんて思ったりしちゃいます。
常に聞こえてくるお喋りや
エサ箱に入る音
私を呼んで鳴く声
CMに反応して鳴く声
プラスチックを嘴でカッと叩く音
くうちゃんがいる生活は
あまりにも私の生活の一部になっていたので、
その部分がすっぽりなくなってしまったような
くうちゃんと出会う前の自分がどんな感じだったのか思い出せないような変な感じです。
臨月から産後2ヶ月まで
くうちゃんの体調は悪くなってないか?と
子どもの面倒見なきゃ!で
色々を気を張ってきた3ヶ月間で、
すぐに泣く新生児を相手に昼夜関係ない生活をしつつ
子どもがきたから自分は相手にされなくなったとくうちゃんに思われたくなくて、子どもが寝たほんのちょっとの間は眠い目をこすりながらくうちゃんのお世話をしたり話しかけたり。
そんな生活を送ってきたので、
なんだか気が抜けちゃったのかな?
「終わった」という思いと
「終わってしまった」という思いが入り交じって、燃え尽き症候群のような変な感じです。
飼い主なので
親なので
当たり前のことをしていただけですが
何年かあとに「あの頃の自分頑張ってたよな」と認めてあげられればいいなと思います。
くうちゃんは昨日火葬してもらいました。
亡骸の回りにくうちゃんに似合いそうなオレンジと黄色の花をつめて、
大好きだったシードとチンゲン菜も入れて。
遺骨はどうしようか迷いましたが、共同墓地に埋葬してもらいました。
私のなかでくうちゃんに申し訳なかったかなと思っていることの1つに、
ずっと1羽で飼っていたので鳥のお友達を作ってあげられなかったという思いがありました。
野鳥を見ていると、鳥は鳥同士とても仲が良く、仲間意識が強い生き物なんだなということを実感します。
なので、せめて同じお墓のなかで鳥のお友達ができればいいなという思いで、遺骨を持ち帰るのはやめました。
自宅にはくうちゃんの写真と、好きだった温度計やおもちゃ、それと抜けてたのを集めた羽を瓶に入れて置いてあります。
羽は虫がわくという噂もあったので、アクロンで優しく洗ってみたらフワフワになりました。
写真ではありますが、元気だった頃のくうちゃんを見れると心が穏やかになります。
最期は大好きなシードも食べられなくなって、空腹で辛い思いをしたと思いますが
きっと今は苦しみから解放されて、天国でお腹いっぱいご飯を食べて、思いっきり羽ばたいて遊んでいるんじゃないかな。そうであってほしいと願っています。
あの時ああしていれば、ごめんね。という思いは尽きず、
どうしても最期の様子を思い出しては可哀想だったと思ってしまいますが、
くうちゃんが辛かったのは最期の闘病期間だけだったかな。
5年半だけだったけど、
くうちゃんは可哀想なインコじゃなくて、好きなときにご飯を食べ、昼寝をし、いっぱい遊んで、いっぱいお喋りをし、幸せな生活だったなと思ってくれていればいいなと思います。
宝物のような思い出を貰いました。
思い出すと笑ってしまったり、穏やかな気持ちになったり。
本当にあんな幸せな日々を過ごしてたんだっけ?と思うほどです。
私の
結婚・転職・引っ越し・妊娠・出産
という人生の激変期に常に一緒にいて支えてくれました。
窓際で太陽の暖かい光を浴びて
太陽みたいないい匂いで
私の指に乗ってぬくもりを分けてくれました。
今は会えない寂しさで涙ぐんでしまう日々ですが、いつか完全に笑える日が来るといいなと思います。
とても悲しくて辛いですが、
くうちゃんを思い出して悲しい気持ちになるのはくうちゃんの本望じゃないと思うんです。
私が楽しそうにしていると、本人も楽しそうにしているという、そんな可愛い子でしたから、くうちゃんを思い出すときは笑っていてほしいんじゃないかなと思います。
そうそう、くうちゃんの名前の由来は
羽の色が綺麗でよく晴れた日の青空と雲に似てるなと思ったので、
最初1日は「空(そら)ちゃん」だったんです。笑
でもなんとなくしっくりこず、翌日から読み方を変えて「空(くう)ちゃん」にしました。
火葬が終わり、帰りの車のなかで空を見上げたら
くうちゃんの羽のように綺麗な青空でした。
これからも空を見上げればくうちゃんと過ごした宝物のような日々を思い出せるなと思いました。
たくさんの楽しい思い出と
無償の愛をくれてありがとう。
くうちゃんがくれた目には見えない暖かいものを、私も他の誰かや他の何かに繋げていければいいなと思います。
最期はくうちゃんが好きでよく私の真似をして言っていたこの言葉を送りました。
「帰ってきたら遊ぼうね」
くうちゃん、ありがとう。
私頑張るからね!
その後のくうちゃんの報告 ~セキセイインコ入院・退院・自宅療養~
こんにちは。ぽすちです。
かなりお久しぶりの更新となってしまいました。
実は2月下旬にくうちゃんを病院にお迎えに行き、
その3日後に陣痛が来て、その翌日に無事に出産しました。
いやー危ない危ない。ニアミスでした。笑
出産も出産で色々あり、
「いきんでいいですよ!」からなかなか胎児が降りて来ず、
そうこうしている間に4時間くらいが経過し、
陣痛が遠のき、
陣痛促進剤を投与され、
それでも降りて来ず、
結局鉗子分娩で先生がスプーンみたいなやつで引っ張って出すという。
初めて我が子と対面したときに出た言葉は
「生まれてきてくれてありがとう…涙」
ではなく
「やっと出た…………疲」でした。
ごめん我が子。笑
それでも子どもは元気に産まれてきてくれました!
先日やっと1カ月がたち、少しずつ子どもがいる生活に慣れてきたところです。
世の親達はこうやって子どもを育てている(いた)んだと思うと、尊敬しかありません。。。
さてさて、その後のくうちゃんですが、
実は…
回復したんです………!!!
私が入院するときはまだダルそうな顔をしていて、餌も少ししか食べていなかったので正直どうなるか微妙だなと思っていました。
陣痛に耐えて耐えてさぁ病院へ行こう!という時に
夫には「万が一のことがあってもあなたせいではないから!」とお世話を託し、
くうちゃんには「お互いに頑張ろうね!帰ってきたら遊ぼうね。」と声を掛けてから行きました。
入院中は夫から毎日動画や写真が送られてきました。
入院1日目あたりで、餌を食べているよ!
入院2日目あたりで、粒便になったよ!
入院3日目あたりで、喋ったよ!
入院4日目あたりで、飛んだよ!
と、日に日に回復している兆しを見せてくれました。
今ではこんな感じです。
目が窪んでいたのが治りました…!
背眠もほとんどしなくなりました…!
1週間前くらいに換羽が始まり、とげとげしています。
いつもより大規模な換羽で、かなり羽が抜けました。
1日分でこんなに抜けていました。
風切り羽までほとんど抜けてしまい、全ての羽が入れ替わったのではないかと思えるくらい抜けちゃいました。
換羽中は体力の消耗が激しいので、また胃炎やマクロラブダスの再発に注意しなきゃと保温は継続していますが、当の本人はケロッとしています。
よかった…!!
ケージに近づくと俊敏に近寄ってきます。
少しずつ放鳥も始めました。1回10分くらいですが。
セキセイインコあるある「ヘドバンが激しくて写真がブレる。」
回復時の餌と糞の様子としては
食べない
【緑色の水便(絶食便)】
↓
粟だけ食べる(ミックスシードの中から粟だけを探して食べる)
【食べたものがそのまま消化されずに出る粒便】
↓
好物のみかんや林檎を食べる
【粒便】
↓
異常な食欲を見せるが実際はあまり食べられていない
【粒便】たまに【水っぽい下痢便】
↓
粟意外にも麦やらほかの2種類くらいも食べるようになる
【柔らかい便】
↓
普通に餌を食べるようになる
【濃い緑色に尿酸の白が混じった普通の便】
↓
青菜を食べるようになる
【普通の便】
こんな感じでした。
あとは寝てばかりいたのが、
段々起きて餌を食べている時間が増え、
ちょっと鳴くようになり、
羽繕いをするようになり、
最終的にお喋りをするようになりました。
体重もいつもの重さに戻り、足のグリップ力も戻りました。
何より指に乗せると足が暖かいです。
もう2度とくうちゃんのお喋りが聞けないかと思っていたので、
産院から帰ってきて「くうちゃん!可愛いね」と自分で喋っている声を聞いた時は涙が出そうになりました。
本当に本当によかったです。
あんな状態で退院したのに、食べられたら回復できるんですね。
治療のための流動食よりも、いつも家食べてた消化が悪いミックスシードを食べて回復するなんて思いもよりませんでした。
あのとき病院から連れて帰ってきてよかったです。
あれ以来病院には連れて行っていないので、きっとあのお世話になった病院ではくうちゃんは亡くなったと思われていると思います。笑
ブログに書いたことで、沢山の方に応援して頂きました。
出産直前にくうちゃん危篤騒ぎがあり
精神的に参ってしまった私にとって、本当に励みになりました。
コメントやブックマーク、スターを下さった方々、本当にありがとうございました。
こんなコロナの時代でなかなか人と直接会えませんが、こういう繋がりもとても暖かいものなんだなと感じました。
感謝感謝です…!!!
くうちゃんの病気についてはひとまず一件落着といったところです。
ところで、私は里帰り出産はしなかったのですが、夫がとても積極的に新生児のお世話をしてくれています。
そのときに「今回、くうちゃんのことがあって、その時のお世話はその時にしかできないって改めて気づかされたから今のお世話を頑張る」ということを言っており、確かにそうだなぁと私も改めて気づかされました。
くうちゃんのお陰で「もっと積極的にお世話してよ!」的な産後のイライラや夫婦喧嘩
もありません。笑
今ある命は当たり前じゃなくて一緒にいられることに感謝して、今後も1日1日を過ごしたいと思います。
暖かくなってきて、外は桜も満開だそうですね!
私は家に引きこもっていて浦島太郎状態です。笑
でも家のベランダに昨年植えたユスラウメが咲いていて春を教えてくれました♪
もうジョウビタキは帰ってしまったかな?
これからはメジロと桜の共演が見れそうですね!
なかなか外に行けない私の代わりに夫が鳥を見に行って写真を見せてくれます。
これはコジュリン??
猛禽類もいたそうです。ふわふわで可愛い。
きび団子を持っている疑惑の夫はついにキジのオスのみならずメスまで出会えたそうです。
メスはなんか大きいうずら感がありますね。笑
目のまわりの赤色がオシャレ!
これから外出もできるようになるので、無理のない範囲で少しずつまた鳥活をしていきたいなぁと思っています♪
よかったらまたぜひブログを覗きに来てください^^
見に来て下さってありがとうございました!
帰ってきたくうちゃん ~セキセイインコ退院~
こんにちは。ぽすちです。
先日は私のペットのセキセイインコ・くうちゃんの入院についての記事を書きましたが、励ましのお言葉等頂き、本当にうれしかったです!
ありがとうございました。
さて、その後ですが、くうちゃん退院しました。
土曜日に迎えに行くはずだったのですが、
金曜日に病院から電話がかかってきてしまいました。
先生から言われたのは以下のこと。
・木曜日から自分でご飯を食べなくなってしまった
・糞の様子も悪い
・体重も31gくらいまで落ちてしまった ※もとは40gあった。入院時は34gくらい
・流動食も吐いてしまう(吐き気止めを変えてみたが効かないみたい)
・土曜日に来院するとは聞いていたが、ここまでの胃炎だと急に悪化したりするので1度今日来れないか?
とのこと。
病院までは電車で乗り換え2回の1時間ちょっとほど。
夫が仕事のため、臨月に1人で距離のある移動となり正直不安だったのですが、
明日行くと伝えてある上でわざわざ今日電話をくれたということは、かなり危険な状態なんだなということがわかりました。
行かないと後悔しそうという思いが勝り、お腹に「もうちょっと待っててね!今日は違うよ!」と話しかけて(笑)お迎えに行きました。
特にトラブルなく無事に病院にたどり着いたのですが、平日にも関わらず激混み…!
結局9時半ごろに出発して、くうちゃんに会えたのは12時過ぎになってしまいました。
久しぶりに会えたくうちゃんは一言で表すと、弱っていました。
だいぶ吐いたみたいで顔はベタベタで、羽を膨らませ、目は開けられないのかずっと瞑っていました。
先生によると、マクロラブダスは注射の効果で陰性になったそうですが、後遺症で慢性の胃炎になっており、ご飯が食べられない状況とのこと。
人間の胃炎は命に関わることは少ないと思いますが、消化・吸収の早い鳥類にとっての胃炎は命を揺るがす病気です。
栄養を無理やりにでもとらせないとすぐに弱ってしまうため、そのうと呼ばれる人間の胃のような場所に強制給餌(チューブで直接流動食を流し込む)をするのですが、くうちゃんはそれも吐いてしまうらしいです。
でもとても良く看てくださっており、
「粟穂が好きみたいでちょっと食べたのでいれてあります」や
「燕麦をちょっとつまみました。日によって食べたいものが違いそうなので、お家で看病するときも色々入っているミックスシードを入れてあげてみてください」など
よくくうちゃんを見て工夫して下さいました。
ただ、昨日今日で危険な状況が続き改善しないので、電話させてもらったと。
死に目に会えないかも、という不安があったので連絡を頂けたこと、ありがたく思いました。
このまま治療を続けるかどうか選んでほしいとのことだったので、もう連れて帰ることにしました。
くうちゃんはよく頑張ったと思います。
一緒に家に帰れるということで、不思議と悲壮感よりも「やっと会えた」という安堵感の方が強かったです。
持ち運び用のキャリーの中でも寒そうにくちばしを背中にしまって寝ていました。
電車の中では、
よく実家に連れて行くときにこのキャリー使って移動してたなぁ。
大きなカバンに入れて真っ暗にしてあるのに「くうちゃん。セキセイインコ。」と喋りだして周りの人の不思議そうな視線が痛かったなぁ。
とか、色々思い出してなんだか悲しいのではなく、戻ってきてくれた小さな命を思い穏やかな気持ちになりました。
家に着き、「ただいま。」と私が一言言うと、
くうちゃんは初めて「ピ」と鳴きました。
キャリーを開けるとすぐに出てきて、真っ先に私の指に乗りました。
顔は吐きあとでベタベタで、前よりも軽くなってしまい、羽の密度も薄くなってしまって。
目も開けられず、ボワボワに膨らんでいるのに私の指をしっかり掴んでこちらにしっかりと向き合う姿を見て
「よく頑張ったね。これからはお家でゆっくりしようね。辛い思いさせちゃってごめんね。」と、涙が出てきてしまいました。
鳥は体温が40度ありますので、具合が悪いときはその温度まで体温を上げようと体力を使ってしまうことを避けるため、病気になったら保温をしてあげます。
病院では30度程度を保っていたそうなので、家でも保温しやすいように幼鳥の頃に使っていたプラケースを用意していたのですが、
なんとくうちゃんはここに来て火事場の馬鹿力とでも言うのか、何度プラケースに入れても羽ばたいて出てきてしまいます。
いつものお家がいいのかなと思い、普段使用していたケージの中に60wと40wの保温球を2つ入れ、ビニールで温室状態にしていつものケージに戻してあげました。
安心したのか、ずっとこんな感じで寝ています。
昼間も夜も寝ていますが、昼夜の差はわかるように、昼は暗くしなくて良いとのことだったので、カバーは夜だけすることにしました。
その日は夫も早く帰ってきてくれ、くうちゃんを労っていました。
くうちゃんが大好きなみかんと小松菜も買ってきてくれました。
2人で話し合った結果、もうゆっくりさせてあげよう。
好きなもの食べさせてあげて、やりたいことやらせてあげて、自分達はいつもの感じで穏やかに見送ろうということになりました。
人間で言うターミナルケアというやつですね。
心の覚悟が決まったので、
夕飯を食べながら、初めて飛んだ時や、こんなおしゃべりしてたよね、これが好きだったよね、など思い出話をして久しぶりに気持ち2人して穏やかな時間を過ごしました。
くうちゃんはもともと独身時代に私が飼っていたペットでしたが、飼うことを決めた日に当時は彼氏だった現・夫がついてきてくれ、一緒に準備してくれました。
くうちゃんが初めて人間の手に乗ったのは私ではなく夫の手でした。笑
基本のお世話はずっと私がしていましたが、
変な言葉を教えたり、私がいないときに遊んでくれたり、
夫なりにくうちゃんとの仲を深めていたようで、今回私よりもたくさんインコの闘病ブログなどを読んで研究してくれたり、神社で病気平癒のお守りを買ってきてくれたり、夫の思いやりを改めて感じました。
くうちゃんのお陰で夫の優しさを再認識できました。とても頼りになるパートナーです。
翌朝、カバーをあけるのが怖かったですが、くうちゃんは無事でした。
大好きなみかんを見ると、元気だった頃のように反応を示し、少しだけ与えたら美味しそうに食べました。
日中は餌を変えようとしたらするりとケージを抜け出し、私と夫の肩に乗ったあとに、私の腕の上で寝てしまいました。
本当だったらこんな膨羽状態で、背眠しているのはよくないので、すぐにでも暖かいところに入れるべきなんですが、昨日話し合ったことを思い出し
「やりたいことをやらせてあげよう」と、しばらくそのままにしていました。
もしかしたらこれが最後だからくっつきたいのかな?なんて話したりして、写真も沢山とりました。
そして、昨日。
不思議なことが起こったのです。
また朝ドキドキしながらカバーをあけると
くうちゃんが「ピ」と鳴きました。
よかった…生きてる…!
と思いながら餌の用意をしようとケージをあけたところ、またするりと抜け出し、
なんと餌が入っている袋の中につっこんできました。
え?こんな元気あったの…!?
と困惑していたら、足で中の餌を蹴飛ばします。
お陰で床が大惨事に……!
何してるのかと覗くと
た……食べてる………!!!
嘘でしょ!?と困惑半分、嬉しさ半分で、
「やりたいことをやらせてあげよう」精神で、しばらくそのまま、欲望のままに行動させてあげました。笑
実際は、食べてるような殻だけ剥いているような微妙な感じでしたが、
その「生きよう」という思いに感動すら覚えました。
病院では全然食べなくなったって言っていたのに。
住みなれた家でストレスがなくなって食欲が出た…?
病院の治療の効果が今出てきた…?
それとも鳥類特有の元気なフリ…?
色々疑問は残りましたが、病院でみたくうちゃんより、家に帰って来た時のくうちゃんより、昨日のくうちゃんより少し回復しているように見えました。
ちょっとでも食べてくれたら回復するかも!と、
くうちゃんが剥いた殻がなんの穀物なのか30種も入っているミックスシードの中を調べてみると、どうやら赤粟のようでした。
病院でも粟穂は食べたと言っていたし、粟なら食べられるのかもしれないと、近くのペットショップへ行き赤粟だけのものを買ってきて、メインの餌とは別の器に入れて、栄養を取って欲しいためペレットを粉状にしてふりかけてみました。
結果、それはそんなに食べませんでしたが、メインの餌(くうちゃんが袋の中まで入ってきたミックスシード)のなかで赤粟を探しているのか、くちばしでザッザッと餌を探るようになりました。
弱っている鳥は食べたフリをするので、一喜一憂してはいけませんが、昨日はやはり少し食べられたみたいで、糞も出ました。
今朝も餌を食べてくれました!
顔はまだダルそうです。ほとんど寝て過ごしています。
食べている量はほんのわずかで、体重もそこまで戻りませんが、
このまま回復してくれないか飼い主としては奇跡を祈るばかりです。
あとどのくらい一緒にいられるかわかりませんが、今一緒にいられることに感謝して、時間を大切にしたいと思います。
ちなみに私は今日の夜中、破水したかと思って病院に行ったらただのおしるしだったみたいで陣痛も来ないので朝方に帰宅させられました。笑
お腹の子もこんなバタバタのなか、空気を読んでよく頑張ってくれたと思います!
待たせてごめんね!もういつでも出てきていいよ!と話しかけてみました。笑
こんな生と死の間際を同時期に経験するとは思いませんでしたし、
どちらもまだいつ何が起こるか予測できませんが、目の前のことに集中して頑張りたいと思います。
今はただ、戻ってきてくれたくうちゃんの頑張りに感謝です。
ペットの入院と飼い主のエゴ ~マクロラブダスの恐ろしさ~
こんにちは。ぽすちです。
いつもは野鳥の写真を主にあげていますが、今日は私の飼っているセキセイインコについて書きたいと思います。
というのも、実は今、うちのセキセイインコのくうちゃんが入院しています。
1月下旬から体調不調となったり、良くなったりを繰り返していたのですが、先週末あたりからかなり具合の悪い状態に戻ってしまい、病院に連れて行き、迷いに迷って入院の選択を取りました。
夏ごろのくうちゃん。この頃はとっても元気でした。
体調不良の原因となっているのは、鳥飼いさん達なら誰もが1度は聞いたことのある
マクロラブダス症(メガバクテリア)です。
今回、マクロラブダスの恐ろしさを身にしみて感じていますので、
もし初めて鳥を飼う方や、これから鳥を飼いたいと思っている方、健康診断に行ったことのない方がこのブログを見ていたらぜひ参考にして頂けたらと思います。
*マクロラブダスとは?*
鳥の胃の粘膜に住み着くカビの一種だそうです。
健康な時は免疫が抑えていて症状が全く出ませんが、何らかの理由(換羽、ストレス、老化等)で免疫が低下すると途端に症状が出てきます。
主な症状としては、
・嘔吐
・下痢
・未消化便
・食欲消失 … 等
体が小さく、消化吸収が早い鳥にとって、このような胃の病気はあっという間に体力を削り命をも奪われてしまうのです。。。
感染源としては、雛のときに親鳥からエサを貰ったときや、一緒に暮らす仲間の鳥からもらってしまうことがほとんどだそうです。
*前提として*
うちのくうちゃんは5年半ほど前にペットショップで購入しました。
生後2カ月で、手乗りではなかったため、確か価格は2500円とかそのくらい。
(余談ですが手乗りだと6000円くらいしたような気がします。)
確か、購入する際にペットショップ側で検査を実施し、
感染症や体の異常はありません。健康な鳥です。というお墨付きを貰いました。
この言葉を信じてしまい、若鳥の頃に検査に行かなかったことが私の最大の失敗です。
くうちゃんはその後、ずっと家で過ごしており、他の鳥との接触はなかったため、飼い始めたときには既にマクロラブダスを保有していたものと思われます。
挿し餌からではありませんでしたが、ちゃんと手乗りになりました。
一緒に遊ぶことが大好きです。
くうちゃんはすくすくと成長し、5歳半の最近まで体調不良は1度もなく
よく食べ
よく遊び
そしてよくおしゃべりをする子でした。
実家に連れて帰ったときは、あまりにもずっとおしゃべりをしているので、親に『この子は自分の鳴き声が何かわからなくなっちゃてるんじゃないの?』と言われたほどです。笑
そんなくうちゃんですが、今年の1月に初めて体調不良に陥り、そして短期間で急激に悪化していきました。
*発症*
ある日、気づいたら羽を膨らませ、くちばしを背中にしまって寝ていました。
この時点で「あれ?」という気はしていましたが、ケージ内の温度を25℃程度に上げ、暖房をつけっぱなしで一晩様子を見ました。
翌日、いつも通り鳴いたり餌は食べてはいましたが、日中に突然嘔吐したのです。
発情したときの嘔吐とは明らかに違い、首を振りながら四方に餌をまき散らかし、苦しそうにえずいていました。
もうこれは決定的におかしいと感じ、病院に連れていくことにしました。
住んでいる場所の隣の市に鳥専門の病院があったので、電話してみると『予約1カ月待ちです。』とのこと…。
2年前にこの街に引っ越してきて、近くに専門の病院があるから安心!と思っていたのですが、私の下調べ不足でそこは予約のみの受付(しかもコロナの時期なので余計にかもしれませんが…)。
これもまた飼い主の失敗です…。
結局当日駆け込みで鳥を見てくれる病院を探し、車で30分ほどかかる病院へ夫に連れて行ってもらいました。
診断の結果、マクロラブダス症とのこと。
マクロラブダスは糞便から検出されるので、連れていくときにキャリーの下にキッチンペーパーを敷いて行くと、道すがら出した糞で検査をしてもらえます。
ひとまず自宅で飲水に薬を溶かし、飲ませる治療をするとのことで、
・抗真菌薬
・肝臓の薬
・ビタミン剤
の3種を処方してもらいました。
原因がわかり、ひとまず安心。
これできっと良くなると思い帰路に着きました。
ちなみにこの日はそのう液の検査、糞便検査、羽や足の以上がないか、心音は正常か等、初診で色々な検査をしてもらい、薬代含めて6000円くらいしました。
このとき、体重は39gで通常なので体重の減り的には問題ないとのこと。
*経過①*
くうちゃんは頑張って薬を飲んでいました。
とは言ってもセキセイはもとから乾燥地帯にいる鳥なので、ガブガブは飲みませんでしたが、朝昼晩と4~5口ずつは飲んでいました。
飲水として置いておくと飲まないのですが、人間が飲んでると真似して飲みたくなるらしいので、
人間用のコップで飲んだふりをしてくうちゃんにも飲んでもらいました。笑
1週間後、再診でどのくらいマクロラブダスが減ったか見てもらいました。
が、菌自体は減ってはいるが、まだ消滅していないとのこと。
再度1週間飲水に薬を溶かし飲んでもらう治療をすることになりました。
体重は40gありました。
段々元気を取り戻してきたように見えました。
検査費用は1600円ほど。
*経過②*
更に1週間後に見てもらったところ、まだマクロラブダスが検出されるのこと…。
ここがマクロラブダスの恐ろしいところで、若鳥の頃に見つかり早期治療ができるとすぐに治ることが多いのですが、くうちゃんのように中年で発見されると慢性化してしまい、薬がなかなか効きづらくなってしまうそうです。
こうなると飲水治療では難しいと先生が判断し、次は直接投与にしようかというお話だったのですが…
なんというタイミングか、私自信が妊娠しており、しかもちょうど臨月に入ってしまい、もしかしたら途中で来られなくなってしまう可能性があるという事態に…。
先生にその旨をお話したところ、では注射+飲水治療にしましょうと提案して下さいました。
注射は週に1回、計4回必要だそうですが、飲水治療も合わせることでもしかしたら早めに良い結果がでるかもというお話でした。
注射の時、くうちゃんはこれまで聞いたことのない叫び声をあげていました。
あの声を思い出すだけで未だに辛い思いをさせてごめんねという気持ちになります。
検査費用+追加の薬代で2000円ほど。
*経過③*
注射を打った日はたくさん叫んで疲れたのかぐったりしていましたが、
翌日からは見違えるほど元気になったように見えました。
土曜日に打ってもらい日に日に順調に回復しているように見えました。
水曜日までは。
木曜日の朝、いつも通りおやすみカバーをめくると、そこには嘔吐したあとがありました。
本当に突然すぎて驚きました。
前日までは元気いっぱいで、ケージ内安静が不満そうに1日中ずーっとおしゃべりをしていました。
温度も28度程度を保ち、環境も何一つ変えていなかったのに、朝見たくうちゃんは羽を膨らませ、目をつぶってとても静かな様子でした。
そしてその日は運悪く病院がお休みだったこともあり、今できることをしようとケージ内の温度を30度以上にあげ、膨羽がおさまるように様子を見ました。
くうちゃんはくちばしをしまい、羽を膨らませ、1日中寝ていました。
たまに起きてきて餌を食べ始めます。食べた後は首を振って吐いたり、えずいたり…。
藁にもすがる思いで貰っていた薬を飲ませますが、指にのせると足が異常に冷たいのです。
そしていつもより軽い感じがしました。
翌日、病院に連れていくと、なんとまたマクロラブダスが増えているとのこと。。。
注射も薬もやっていたのになんで…。
そして体重が先週まで40gあった体重が34gしかなくなっていました。
2~3時間に1回餌をついばんでいたのですが、全部食べているフリだったみたいです。
食べられないのに殻をむいてみたり、食べたフリをするのは病気の鳥がよく取る行動だそうです。
鳥は捕食される側なので、ギリギリまで弱っているところをみせないという習性にプラスし、セキセイインコは集団行動を取る生き物なので、仲間にも弱っているところを見られると感染症を移される!と思われて距離を置かれてしまうそうです。
その結果、くうちゃんは私にも「元気だよ!ご飯も食べているよ!」と病気で辛いなかアピールしていたと思うと、気づくのが遅いバカな飼い主で本当に申し訳なくなってしまいます。
結局、この異常な体重の減り方はかなり危険ということと、
週に1回の注射では効果が見られないので3~4日に1回の注射に移行したいということで、先生が入院での治療を提案してくれました。
入院のメリットとしては、
今餌を食べられていないこの状況なので、流動食で栄養を与えられること。
集中的に治療ができ、回復する可能性があること。
デメリットとしては、
回復しなかった場合、死に目に会えない可能性があること。
費用が高額なこと。(1日7000円程度×とりあえず1週間)
正直、とても迷いました。
費用とかはもう二の次でした。1番私を迷わせたのは、「死に目に会えないかもしれない」というところです。
5歳でここから回復するのか?
もし1匹で寂しく慣れない病院で亡くなってしまったら?
痛い思いを長引かせるだけにならないか? など…。
ただ、その時頭に浮かんだのが、あの食べられないのに食べたフリをし続けていた様子でした。
敵に狙われないため、仲間に置いて行かれないために死ぬ直前まで元気なフリをするのです。
死ぬまで生きたいんだなと感じました。
それなら、その生命力に賭けて治療をしてもらった方が良いのではないかと。
私は小学生の時から社会人になるまで実家でポメラニアンを飼っていました。
そのポメは、家族以外の人も犬も大嫌い。
病院など他の犬や人に会う場所に出かけると翌日はぐったりするほど吠え続けるような犬でした。
年齢が14歳になったときに変な咳が出るようになりましたが、家族で話し、ストレスがかかる環境に連れだすのではなく、大好きな家で家族とゆっくり過ごそうということに決めました。
結局、そのまま病院にはかからず、最期は自宅で家族全員に見守られながら天国に旅立ちました。
その判断は正しかったと今でも思います。
ただ、もう少し長生きできたら私の夫にも合わせることができたな。きっと呼吸困難になるくらいめちゃくちゃ吠えるんだろうな。体の毛ももっと白っぽくなって、日中はずっと寝ているような生活を送るんだろうな。
と、少しおじいちゃん犬になった姿を想像してしまうこともあります。
くうちゃんはまだどうなるかわかりません。
土曜日に預けて、昨日面会に行ってきました。
容体は変わらず、流動食も吐いてしまうそうです。
まだ膨羽状態です。名前を呼ぶと一瞬だけこちらを見て、また目をつぶってしまいました。
入院前、今年の夏の写真です。
たまにほっぺたカキカキさせてくれます。
でもすぐに「やめろ!」と指を噛んできます。笑
こんなに手の上が大好きだったのに、先生が私と話すときに手を広げて説明してくれる動きを見て何度も『ビクッ!』としていました。
きっと注射や吐き気止めの点滴、更には流動食のための強制給餌などですごく辛い思いをしているんだと思います。
その様子を見て、本当に入院がよかったのかわからなくなりました。
私のこの判断が正しいか間違っているか、結局はペットの声は聞けないので、どちらを選んでも飼い主のエゴになってしまうと思います。
今は回復を願い、ただくうちゃんの生命力を信じるだけです。
前述の通り、なんというタイミングか私の出産も迫っています。
1人での遠出は控えるように言われており、夫が休みになる次の土曜日まで会いに行けません…。
今回の入院の様子を見て、土曜日までに回復が見込めないようなら自宅に引き取ろうかと考えています。
その場合、看取りということになりますが、もし私のお産が始まり、私がいないときに万が一のことがあった場合、最悪の事態を想定して夫にこのように弔ってほしいということを共有しておきました。
1番の願いはこの1週間で回復し、自宅で私の赤ちゃんと一緒に春を迎えることです。
頑張れくうちゃん。
病院から容体が急変したという電話が来ないか毎日ビクビクしています。
マクロラブダスは元気なときは菌が検出されないこともあるそうです。
元気なときも、そうでないときも定期的にかかりつけ医に診てもらうことが大切だと痛感しました。
飼い主の怠慢のせいでこんなに辛い思いをさせてしまい、くうちゃんには本当に可哀想なことをしてしまいました。鳥飼い失格です。
もし今、若鳥を飼っていて病院に行ったことがない方は、若鳥のうちに1度マクロラブダスがいないか調べてもらうことをお勧めします。
普段はうるさいくらいに喋っているムードメーカーが弱っていく姿を見るのはとても辛いです。
慢性化する前なら早期治療で予後も良好です。
数年先の鳥ちゃんのために、今からぜひ検査をしてみてください!